弁護士法人西脇・竹村法律事務所

相続問題に強い弁護士として、ご家族の悩みに寄り添います

私は弁護士登録以来、一貫して相続分野の問題を多く取り扱ってきました。相続に関する揉め事は全般的に対応可能です。

高校時代、広島県福山市で経験した区画整理の出来事をきっかけに、法律の力で不安を抱える人々の支えになりたいと考え、弁護士を志しました。

弁護士となってからは、家族間のトラブルを解決し、お客様のお役に立てることにやりがいを感じ、現在も相続問題を中心に取り組んでいます。

税理士・司法書士と連携し、相続をワンストップでサポート

私の父が税理士だったこともあり、士業の連携の重要性を身近に感じてきました。

開業した「弁護士法人西脇・竹村法律事務所」は、同じビル内に税理士事務所があり、近隣には司法書士の先生もいらっしゃいます。相続税や不動産登記など、相続に関する幅広い課題にもワンストップで対応可能です。

ご依頼を無事に解決し、「先生に任せて安心だった」と言っていただけることが、私の原動力です。信頼関係を築いたお客様から、別件で再度ご依頼いただくこともあり、感謝の気持ちを胸に日々取り組んでいます。

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【対応分野】弁護士法人西脇・竹村法律事務所

お客様へのご対応で心がけていること

私がお客様への対応で心がけていることは、大きく分けて3つあります。

まず1つ目は、ご希望に沿った連絡方法を取ることです。たとえば、郵便物に法律事務所名を記載しないなど、プライバシーへの配慮も柔軟に対応いたします。電話連絡の際も、曜日や時間帯のご希望を丁寧に伺います。

2つ目は、相手方の回答待ちであっても、進捗状況をこまめにご報告することです。問題が解決するまでの不安を少しでも軽減できるよう努めています。

そして3つ目は、お客様が本当に望まれる解決方法を一緒に探すことです。相続問題は金額だけでなく、家族関係や相手との関係性によって希望が異なります。具体的なイメージが浮かばない場合でも、こちらから選択肢を提示しながら、納得できる解決へと導けるようサポートいたします。

ご相談・ご依頼について

まずは当事務所までご連絡のうえ、ご相談のご予約をお願いいたします。

対面でのご相談は、30分あたり5,500円（税込）から承っております。オンラインでのご相談につきましては、1時間あたり11,000円（税込）からの料金となります。

ご都合に合わせて、柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

特に注力している相続分野の問題

相続問題にも様々な種類があります。こちらでは、私が特に注力している相続問題の種類について解説させていただきます。

遺産分割・遺留分

相続問題の中でも特に多いのが、遺産分割や遺留分に関する争いです。

遺産分割では、親の面倒を見ていた長男が「自分がすべて相続すべき」と考え、遺産を開示しなかったり使い込んだりするケースがあります。使い込みを疑う側は銀行口座の取引履歴などを取り寄せ、正当性を主張する側は支出の根拠資料を準備します。

また、山中の不動産など価値が不明瞭な財産が含まれる場合も、分割協議が難航しがちです。遺留分も同様に揉めやすく、法定相続人には最低限の取得が保障されていますが、裁判に発展すると地方裁判所での審理に移り、2年ほどかかることもあります。そのため、交渉段階から裁判に耐えうる資料を整え、早期解決を目指すことが重要です。

遺言書

相続に関する紛争の解決だけでなく、紛争を未然に防ぐための相続手続きについても、当事務所ではお手伝いしております。

その一つが遺言書の作成です。相続人や財産状況を把握したうえで、争いが生じにくい内容をご提案し、お客様にとって最も適した遺言書の形態（自筆証書遺言、公正証書遺言など）をご案内いたします。

また、遺言の内容を実際に実行する役割として「遺言執行者」を指定することができますが、当事務所では遺言執行者の方からのご相談にも対応しております。円満な相続のためには、事前の準備が何よりも大切です。遺言書の作成をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。

家族信託

遺言書と並び、相続トラブルの予防策として「家族信託」が注目されています。

家族信託とは、被相続人が信頼できるご家族に財産を託し、目的に沿って管理・運用してもらう制度です。たとえば、財産を譲り受けたご家族が施設入所時に、その財産から費用を捻出することも可能です。被相続人の判断能力があるうちに財産を預けることで、将来的な紛争のリスクを軽減できます。遺言書では対応しきれない柔軟な財産管理が可能な点も魅力です。

なお、当事務所では家族信託のほか、銀行預貯金の解約手続きなども承っております。相続に関するご不安やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

相続問題の解決事例

これまでの弁護士としての活動の中で、私が取り組み、解決してきた相続問題の事例をご紹介いたします。

遺産の全容を明らかにし、適正な相続を実現したケース

ご依頼者様はお父様のご逝去後、姉たちとの遺産分割を予定していましたが、遺産内容は一切開示されず、ごくわずかな取り分を記載した協議書のみ一方的に送付されました。ご相談を受け、当職より姉たちに面談を申し入れましたが、協議には応じてもらえませんでした。

そこで、ご依頼者様からの情報をもとに銀行口座や証券口座を独自に調査し、遺産内容を把握。姉たち作成の協議書では法定相続分を大きく下回る内容であることが判明したため、遺産分割調停を申し立てました。

調停では当方の主張が全面的に認められ、ご依頼者様は法定相続分に相当する金銭や証券を取得することができました。不透明な状況でも諦めず、正当な権利を守るための一歩を踏み出された結果です。

兄弟の初対面を実現し、相続放棄について同意を得たケース

ご依頼者様は相続手続きを進める中で、腹違いのお兄様の存在を初めて知り、驚きとともに「一度会ってみたい」との思いを抱かれました。一方で、今後の母親の介護やお墓の管理はご自身が担うため、兄には遺産の相続を遠慮してほしいとのご希望もありました。

そこで当職よりお兄様に連絡を取り、弁護士立ち会いのもとで実に半世紀ぶりとなる兄弟の対面が実現。その後、相続に関するご相談を丁寧に進めました。

こうした場面では、相続放棄を一方的に求めるのではなく、相手の心情にも配慮した慎重な対応が求められます。結果として、お兄様にもご理解いただき、相続放棄にご同意いただくことができました。血縁の再会とともに、円満な解決に至った事例です。

遺産の使い込みを指摘し、その分の金銭も獲得したケース

ご依頼者様は、お父様のご逝去後、妹様による遺産の使い込みを疑いご相談に来られました。

被相続人は認知症のため亡くなる約5年前から施設に入所しており、その間、銀行口座の通帳は妹様が管理。死後に通帳を確認したところ、使途不明の多額の引き出しが判明しました。

こうした事案では、金額や引き出しの時期、目的などにより対応が異なりますが、本件では施設入所時期や認知症の進行状況から見ても、引き出された金銭は妹様自身のために使われた可能性が高いと判断。

当職より家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てた結果、ご依頼者様は自宅を取得し、妹様からは使途不明金の返還を受ける形で和解に至りました。不透明な状況でも冷静に事実を整理し、正当な権利を守ることができた事例です。

弁護士・竹村理紗からお客様へ向けて

相続問題のご相談には、被相続人の死後何年も経ってしまった方や、すでに協議書に署名してしまった方も少なくありません。

しかし時間が経つほど資料や証拠は失われ、協議書の内容を覆すことも困難になります。遺産は親御様からの最後の贈り物です。後悔や禍根を残さないためにも、早期のご相談をおすすめします。

私は、相続による身内の軋轢で苦しむ方、権利があるのか悩む方など、相続問題に直面するすべての方に寄り添い、解決への道を共に歩みたいと考えています。ただし、弁護士に頼りきるのではなく、ご自身の納得と満足を追求する姿勢も大切です。法律知識と経験をもって、皆様の「伴走者」として支えてまいります。

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